カラコギカエデ <鹿子木楓>

Acer tataricum L. subsp. aidzuense (Franch.) P.C.de Jong (ムクロジ科)

園内数箇所に植栽されていますが、事務室裏の個体を園外からフェンス越しに観察するのが容易です。園内でも一二を争うほど鮮やかな紅葉をするカエデです。名前は、成長すると樹皮が裂け、その様が鹿の子模様に見えることからと言います。A. ginnala var. aidzuense から学名が変更されました。タタールカエデの亜種とされたようです。タタールカエデはユーラシア大陸に広く分布していることが確認されており、固有種では無くなったようですが、固有の亜種とされます。葉の形はハナノキウリカエデに似ていますが、ハナノキの葉は裏が白いこと、ウリカエデは樹皮や花の特徴が異なることなどから見分けられます。

花[正門付近・国道より 2019年05月17日 撮影]

紅葉[石標18番付近 2009年10月30日 撮影]

樹皮

分布:北海道、本州、四国、九州
生育地:山地
特徴:落葉小高木・雌雄同株
当園花期:5月上旬〜5月下旬

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園内位置