※2021年の「半自然草原を知る」は中止となりました。
日光市の土呂部地域には伝統的な管理をおこなっている草地があり、貴重な植物が残る場所になっています。秋になると刈り草でつくった茅ボッチが立ち並ぶ原風景が見られます。 当園では、草地再現エリアを設け、土呂部の代表的な草原性の植物を植え込み、四季折々に咲く珍しい植物が見られるように整備を進めています。 今年も昨年に続き、日光茅ボッチの会・会長、飯村孝文さんの協力を得て、草地の管理について学んだあとに、茅ボッチをたてるお手本を見せてもらい、参加者の皆さんにも茅ボッチづくりを体験してもらいます。 みなさまどうぞお気軽にご参加ください。 |
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草地再現エリア[2016年10月23日撮影] |
※2021年の「半自然草原を知る」は中止となりました。
開催日:2021年11月10日(水曜日)
タイムテーブル
集 合:植物園 庁舎またはフィールドステーション棟 |
●参加方法:2021年も事前申し込み制とさせて頂きます。11月1日(月)より、電話(0288-54-0206)または正門受付にて予約を受け付けます。(受付時間9:00〜16:00) |
デモンストレーション[2018年11月13日] 完成した茅ボッチ[2018年11月13日] |
冬場の牛の飼料や敷き材にするため、ススキなどの草を束ね円錐状に立てかけたものを言います。秋、土呂部の草原に茅ボッチが整然と立ち並ぶ風景は、「とちぎのふるさと田園風景百選」の一つにも選ばれました。 茅ボッチづくりの様子[2018年11月13日] 完成した茅ボッチ[2018年11月13日] |
土呂部の茅ボッチと紅葉・飯村さんより[2020年10月30日] |
植生は主に気温と降水量で決まっており、日本の多くの地域は放っておけば森林になります。しかしヒトにとって必要なものは、森林から得られるものだけではありません。採草地・茅場は、ヒトが森林を切り開き、家畜の餌や茅葺き屋根の材料を得るために利用してきた半自然植生です。そこには、森林には生えることのできない貴重な植物があります。 |
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フナバラソウ[5月下旬] ホタルサイコ[8月上旬] ヤマハッカ[8月中旬] |
ヤマトキソウ[6月上旬] フクシマシャジン[8月中旬] ウメバチソウ[8月下旬] |
コウリンカ[7月中旬] カワミドリ[8月中旬] コウゾリナ[8月下旬] |
エゾカワラナデシコ[7月下旬] ヤマハハコ[8月中旬] オミナエシ[8月下旬] |