ナナカマド

Sorbus commixta Hedl. (バラ科)

現在名札付きの個体はありませんが、駐車場北側にナナカマドと思われる個体も確認しています。日本の他、樺太、朝鮮、中国南中央〜南東部に分布します。材は燃えにくいとの説もありますが、乾燥すれば良く燃えるようです。ナナカマドの仲間は下記変種の他、ウラジロナナカマドナンキンナナカマドタカネナナカマドがあります。また、アズキナシとも比較的近縁な種です。

[2010年06月02日 撮影]

サビバナナカマド endemic species to Japan

Sorbus commixta Hedl. var. rufoferruginea C.K.Schneid. (バラ科)

石標13〜14番付近に名札付き個体がある他、ロックや駐車場北側の個体も本種と思われます。葉裏に錆色の毛が生えるのが特徴で、本州東北〜近畿地方に固有の変種です。

[2010年06月02日 撮影]

[石標13〜14番付近 2021年05月20日 撮影]

ツシマナナカマド

Sorbus commixta Hedl. var. wilfordii (Koehne) Sugim. (バラ科)

駐車場北側にvar. wilfordii の金属タグが付いた個体があります。小葉が少なく(9〜13 or 7〜11との説もある)幅広い、葉裏が白っぽいなどの特徴がありますが、園内の個体は図鑑の表記よりも小葉の数が多く(15程度)、純粋な変種では無いかもしれません。

[駐車場 2016年05月13日 撮影]